生命保険と損害保険の違い

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生命保険と損害保険は、保険業法によって提供できる企業が区別されるようになっています。それぞれの業務を行うためには「生命保険業免許」「損害保険業免許」というそれぞれの免許をあらかじめ取得していなければいけません。生命保険とは、契約者の生き死にについて保険金が支払うものです。損害保険とは一定の偶然の事故によって生じた損害を填補することが目的となっています。また、生命保険と損害保険の中間にあたる第三分野と呼ばれる保険もあります。
生命保険は、人が死亡をしたときに一定額の死亡保険金が支払われます。このことを「定額保険」ということもあります。一方で損害保険の場合には事故による損害の度合いによって支払われる保険金額が変わってくるため、対象させるため「不定額保険」ということがあります。
また、医療保険やがん保険、傷害保険などは第三分野と呼ばれる保健分野に含まれます。保険金支払いの対象が人の生死に関わるものや、事故の損害に関わるものではなく、病気や事故のときの一時金支払い、もしくは特定の疾病が発覚したときの見舞金として支払われる保険のことを「第三分野」と定義しています。
一般的に生命保険は「人」に対する保険であり、損害保険は「物」に対する保険とされています。保険には各種類の特約をつけることで内容を拡大することもあります。よく見かけられるものとして、生命保険に医療特約をつけて医療保障もできるようにするといった場合です。

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